2024年 新しい年が始まりました

 
 1日の能登半島地震、そして2日の羽田空港での航空機衝突事故と新年早々、信じられない出来事が起こりました。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。

なぜ、このような仕打ちをされなくてはいけないのか、とやり場のない怒りと痛みに襲われます。
日常は、当たり前にあるものではないのだと、また気づかされました。
今日一日が無難に過ごせることの有難さをあらためて自覚しました。
被害に遭われた皆さまが一日も早く日常を取り戻すことができますようお祈りいたします。

空

暮れから新しく始めた習慣、モーニングページ

 年末にたまたま岡田斗司夫さんの動画を見て、このモーニングページなるものを知りました。
これは、アメリカ人のジュリア・キャメロン著の『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』という本の中の、創造性を目覚めさせるためのワークの一種類だそう。
モーニングページのやり方について、動画の中で岡田さんが要点をまとめてくれています。
1,A4ノートを用意する。
2,毎朝起きてすぐ、3ページ書く。
3,書く内容は何でもかまわない。
4,絶対に誰にも見せない。最初の8週間くらいは読み返してはいけない。
というものでした。
頭の中に溜まっている汚水のようなものを排水することが目的らしいです。
頭の中に思い浮かぶ理性の言葉=汚水。
人は理性脳が優位に働いて、自由な発想ができるアーティスト脳を動かすことができなくなっているとのことでした。
なので、モーニングページに書くことで、この理性脳を疲れさせ、働きを弱めることができると言っていました。

私は、アーティストを目指す者ではないけれど、日常を変えるヒントになるかなと思い、始めてみることにしました。
ただ、少し自分流にルールを替えたところが2つあります。
1つ目は書く量です。
A4ノート1ページにしました。
3ページやってみたけれど、これは自分には果てしなく遠く、時間もかかりすぎてしまうので。
言い訳になってしまうけれど、日本語と英語で同じ内容を伝えた場合の文字数量は、1:2.5らしいのです。
Twitterの文字数制限が日本とアメリカで違うのもそういうことかぁ~と勝手に解釈して、ページ数を減らす理由にしました。
2つ目は、書く時間です。
起き抜けすぐにやっているのは、家族が休みの日のみ。
家族が出勤の日は、送り出してから、すぐ取り掛かっています。
そんなこんなで、モーニングページは続いています。
最初の頃は、ペンが途中途中止まって1時間くらいかかっていましたが、今では20分もあれば1ページ書けるようになりました。
心に浮かんだことを何も考えずに文字にしていく作業は、不思議と心が落ち着きます。

川

土手を歩きながら

 先日、自分の生息地である荒川土手を歩いてきました。
この日は風が強く、川は絶え間なく波打ちながら力強く河口を目指して流れていました。

2020年12月に入院手術を終え退院。年末年始は何もせずに年越しをし、2021年の3月頃からリハビリをかねて荒川土手を歩き始めました。
その頃の私は、心細さと孤独に支配されていました。
今も土手を歩くたびに、あの時の切ない気持ちがよみがえります。
この気持ちは忘れずにいたいと思います。

青空に、大きく羽を広げたタカのような鳥が見えます。
足元には、緑の草が芽吹き始めています。
土手に立って深呼吸をすると、生きている実感と希望が湧いてきます。

自分の人生をサッカーに例えるならば、癌発覚までが前半戦、そして退院してからが後半戦だと感じています。
もし再発・転移となった時には、アディショナルタイムに入るのだと覚悟しています。
人生の後半戦は、やりたいことを先取りでやっていくことにしました。
今年は、楽なほう楽しいほうに流れ流れて、日々を過ごして行きたいです。
私には、人生は辛いもの、苦しくても頑張って乗り越えた先で手にしたものにこそ価値があるというような変なスリコミがあって、どうにも罪悪感が消えないのですが、意識して変えていこう変わっていこうと年初に誓いました。

皆さんは、新しい年にどんなことを思っていますか?
どなた様にとっても希望通りの一年になりますよう。
素敵な年になりますように。

2024.1.9






コメント