術後2年3ヶ月 定期検診 2023.3.7  ー持病は乳癌⑬ー

診察室で

○この日は、問診のみ。
○お会計
 病院 ¥1,060
 処方箋薬局 ¥5,840 (アナストロゾール90日分、ヘパリン類似物質油性クリーム25g×4本) 

 乳癌手術後、3ヶ月ごとの通院が続いています。
6月・12月は検査があり、3月・9月は、薬を出してもらう通院です。
検査がない通院は、気分的にも時間的にも楽です。
診察室に入り腰掛けると、主治医は、いつも開口一番「どう?」と聞いてきます。
今回は、2月に高熱を出して大変だったことを話そうと準備していました。
ところがです…
「熱出たんだって?」と先に言われてしまいました。
同じ病院の発熱外来へお世話になったので、電子カルテで先生知ってましたね。

それは3週間前の出来事でした

 とある水曜日、出勤の支度をしていたら、何となく体がだるくて熱っぽい。
熱を測ってみたら、37度4分でした。
前日、職場でコロナ休暇の人が出たから、気分的に影響受けたかなと思いました。
ですが、あれよあれよという間に熱は、38度台まで上がってきました。
仕事を休むことにし、すでに出勤してしまった夫にも伝えました。
それから熱は39度8分まで上がり、ベッドに倒れこんだ私は、夫が帰って来るまで、ほとんど意識なく寝続けました。
気が付くと夜になっていました。
夫は、コロナとインフルエンザを同時検査できる抗原検査キットを買って帰宅していました。
そして、私の発熱の原因がわかるまで、仕事を休むことになりました。
ここから、家庭内別々生活を始めました。
家にあったイブを飲んだら、少し熱が下がって、その合間に、抗原検査をやってみました。
結果は、コロナ、インフルともに陰性でした。
 発熱2日目の木曜日、診てくれる病院はないか、夫が電話をかけて探してくれました。
たまたま予約できたところが、乳癌でお世話になっている総合病院の発熱外来でした。
家から歩いて15分くらいの病院ですが、この日はしんどくて、歩けないと思いました。
ヨレヨレフラフラで自転車こぎこぎ向かいました。
定期通院の際に、横目で見ていたあのテント(発熱外来)のお世話になる日がくるとは…
PCR検査を受けました。
この日は、冷たい風の吹く寒い日でした。
待つのも外、お会計も外、そして処方箋薬局で薬を待つのも外…めちゃめちゃ寒くて、凍りそうでした。
その日から、熱が出たらロキソニンと、食後に飲むカルボシステイン錠とアスベリン錠を服用始めました。
 発熱3日目の金曜日、午前中に病院から電話がきました。
検査結果は、「陰性」でした。
電話口の医師は、「5日ほど熱が続くと思いますので、おうちで安静に過ごしてください。7日経っても高熱が続くようなら、かかりつけの医師の診察を再度うけてください」とおっしゃっていました。
この日も、ロキソニンが切れると、熱は39度台に上がりました。
 発熱4日目、この日を境に熱が下がり始めました。
5日目には、37度台まで下がりました。
体もすごく楽になって、「良かった~」って心底感じました。
その後、月曜日と火曜日は、会社から休むように言われ、一週間後の水曜日からようやく出社できるようになりました。

診察室での話に戻ります

 余談が長くなり、すみません。
それでは、診察室での医師との会話に戻ります。
スズメ「検査していただいたら陰性で。家でやったインフルの抗原検査も陰性でした」
医師「近くにコロナの人いた? どんな熱の出方?」
と聞かれたので、話すと、
医師「コロナだったかもね。検査っていっても完璧じゃないからね」と。
え~、そうなの?そんなことあるの?と、先生のことガン見しながら固まってしまいましたよ。
でも、私が乳癌の初診で、しこりを見せたとき、目ぢからエコー(一瞥)で「あー、スズメさん、これね、癌だと思う。癌だね」「アリミデックス10年飲んでもらうことになるから」と、言い当ててしまった先生だから、今回のことも、もしかしたら、そうなのかもしれません。
そのあとは、6月にやる検査の予約を入れてもらって、薬の処方を出してもらいました。
次回の検査は、採血・エコー・CT・骨密度になりました。

主治医に聞いてみた

 この日の主治医は、話しかけやすいオーラを放っていたので、思い切って雑談レベルの問いを投げかけてみました。
スズメ「もし、再発したら自分でも気付けますか?」
主治医「内臓系の転移は難しいかな。水が溜まったりすれば自覚症状でわかるけど、わからない人も多い」
スズメ「では、やはりこうした定期検査で見つかるほうが早いですね」
主治医「まぁ、そうだね。骨は、本人が痛くて見つかることが多いかな。逆に骨は検査で見つけづらい」と教えてくれました。
お礼を申し上げて、診察室をあとにしました。
会計を済ませ、処方箋薬局へ向かいました。

おまけ マイナンバーカードを保険証として使ってみた

 行きつけの処方箋薬局が2軒あります。
今回は、マイナンバーカードの機械がおいてある薬局へ、あることを試しに行ってみました。
ようやくというか、渋々というか、マイナンバーカードを手に入れて保険証との連携も済ませました。
せっかくなので、保険証として使えるのか、やってみました。
小さな読み取り機の所定の場所にカードを置きました。
すると、画面に「顔認証」か「暗証番号」を選ぶようにと指示が現れました。
今回は、「暗証番号」を選びました。
4桁の「利用者証明用電子証明書」の暗証番号を入力しました。
すぐ、保険証の確認が終わりました。
カードをお店の方に渡すことはないので、安心でした。
また、保険証の確認が無人で出来るので、待たなくていいのも楽でした。
次回は、「顔認証」にもチャレンジしてみよう。

この日は、暖かくて、明るい春の日差しが降り注いでいました。
景色の移り変わりを感じながら、家までの道を歩いて帰りました。

ささやかすぎる日々の中に 
かけがえない喜びがある

「いのちの歌」の歌詞が、ふと浮かんできました。
ほんとうにそうだなぁと感じました。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2023.03.11


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