一年の計は元旦にあり?
早いもので、一月も下旬になっていました。
皆様、どんな新しい年をお迎えですか?
私は、2020年12月に乳癌の手術をしてから、2021年、昨年一年間は、いろいろなものとの縁を切って積極的引きこもり生活を送っていました。
その一年間で、落伍感とか焦りとかを感じるのではないかと想像していたのですが、結果は逆で、何もしなくても生きていられるんだと、すごく楽になりました。
何かに追われるように頑張らなければ、欲しいものは手に入らないとか、
苦労は買ってでも背負わなければ、幸せは来ないとか、
自分のベースに持ち続けていた、そんな考えを手放すこともできました。
これからは、難しく考えないで楽に生きようと思います。
今まで、頑張っても上手くいかないことのほうが多かったし、報われなかったから、この先は楽に生きて、ダメならそれなり、運よく上手くいったら、めっけものだと、気楽にやっていこうと思います。
前置きが長くなりましたが、以上、スズメの一年の計でございました。
初詣のはしごって大丈夫?
昨年は喪中だったのと、術後半月くらいで体もきつかったので、初詣は行かずじまいでした。
今年は、初詣を楽しもうということで、散歩がてら、巣鴨から王子まで神社巡りをすることにしました。
あちこちで一日に何度もお詣りして大丈夫なのか、気になるところですが…
その昔、私のばあ様は「神様、仏様、金持ちはケンカしない」と言っておりました。
ばあ様曰く、神様、仏様、本物の金持ちというのは、ヤキモチを焼いたり、欲張ったりしないもので、大らかで真に人のためを思える存在なのだとか。
そのばあ様の言葉を信じて、初詣はしごの旅に出発いたしま~す。
ちなみに、この記事は前編「巣鴨編」となります。
地蔵様 巣鴨 高岩寺
巣鴨駅(東京都豊島区)で降りたら、旧中山道にある地蔵通り商店街を歩きます。
しばらくすると右側に、高岩寺さんが見えてきます。
病気平癒のご利益で知られ、とげぬきさんと呼ばれてもいる曹洞宗のお寺です。
ご本尊は延命地蔵様。
秘仏ということで、お姿を拝見することはできませんが、その姿を写した「御影」というお守りを社務所で買うことができます。
親指くらいの大きさの和紙にお姿が刷られ、それが五枚入っています。
痛いところに貼ったり、お薬のように飲んだり、身につけるだけでも効果があると聞いています。
お詣りをする前に、入り口で、お線香とタオルを買いました。
お線香に火をつけ常香炉に落として、焚かれたお香の煙を浴びました。
それから、本堂に入って、「無病息災」を願い手を合わせました。
次は境内に戻り、洗い観音様の列に並びます。
先ほど買った、おしぼりタオルくらいの大きさの白いタオルはここで使います。
(買わなくても、持参しても大丈夫です)
以前は、たわしでゴシゴシ、観音様を洗っていて、だんだんお姿が長細い石のごとくになり、新しい観音様がいらしてからは、タオルで洗うようになりました。
遠方でこちらへ来ることができない、このブログを読んでくださる方々にご利益をお届けしたくて…
良かったらお姿を撫でてみてください。
信じる者は何とやら、観音様のご利益が届くといいな、いや届くと信じています。
それでは、観音様を洗います。
癌はあちこちに転移する可能性があるから厄介です。
「どうか転移しませんように、お力をください」と念じながら、お体の隅々までタオルで拭いました。
高岩寺でのお楽しみは、何と言っても、おみくじです。
黒い筒をガラガラと振って、逆さにして番号のついた棒を一本出します。
番号をお伝えすると、和尚様がおみくじを渡してくださいます。
こちらのおみくじ、私的には当たってる感がすごくて、信頼してメッセージを受け取っています。
その時々の自分を見透かされているような文面で、いつもドキッとさせられます。
書かれている内容が深くて優しくて心にしみる一枚なんですよね。
時折、人生の指針をいただきにおみくじを引きにきていたのですが、病気になってからは怖くて足が遠のいてしまいました。
万が一、悪い内容のみくじが出てしまったら、引き直して、運を上書きすればいいらしいのですが、それをするのも嫌でして…
病気になってからの、おみくじ第一号、こんなの出ました。
病気以外の項目も、とても良くて励まされる内容でした。
また、しばらくは次のおみくじ引けないわ、と大切に持って帰りました。
このおみくじの運が開けていくように、心正しく信心深く過ごしていきたいと思いまーす。
神様 巣鴨 猿田彦大神庚申堂
高岩寺をあとにして、通りをさらに先へと進みます。
地蔵通り商店街の最後まで行くと、右手側に猿田彦大神の入り口があります。
ここは、庚申信仰に由来を発するお堂です。
千葉県銚子市にある猿田神社から猿田彦大神をお迎えし、分祀したとのこと。
猿田彦大神は、古事記に登場する神様で、天から地上へ降りて来る神々を案内したことから「みちひらきの神」と呼ばれています。
万事を良い方向へ導いてくれるご利益があります。
入口で、一対のお猿さんが迎えてくれます。
手水舎(てみずや)も素敵です。
いつ来ても、手入れが行き届いていて、大切に守られていることがわかります。
おまいりする方たちも、入れ替わり立ち替わり途切れることなく、小さいけれども人気のスポットなのだと感じます。
う~ん、いつ来てもパワーを感じる場所です。
話は脇道に逸れますが、私の名前は銚子の猿田神社でつけていただきました。
子どもの頃は、年に四回ほど親戚一同で猿田神社に集まり、お祓いを受け社務所で食事をいただくのが恒例行事になっていました。
私にとって特別な思いのある猿田神社に縁のある、このお堂を見つけたときは、とても感動しました。
よく、私のじい様は言っておりました。
「猿田さんにお願いすれば、進むべき道を照らしてくれる」
初詣をすませ、お堂を出たら、スッキリ前向きな気持ちになれました。
庚申塚から都電に乗って
すると、都電荒川線の駅が見えてきます。
三ノ輪橋方面の都電に乗って、4つ先の飛鳥山へ向かいます。
後編は「王子編」です。
王子も歩くのが楽しい場所です。
また良かったら、見に来てください。
本日も、お付き合いいただき、ありがとうございました。
2022.1.20
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