お金をかけずに楽しく、東京駅近散歩 ー歩こう⑥ー

 

今日はどこ行きましょう

東京駅

 とあるビルの施設に用事があり、東京駅まで出てきました。
1時間もしないうちに、用は済んでしまいそう。
久しぶりにここまで来て、そのまま帰るのはもったいない、ということで、ぶらぶら歩いてみることにしました。

 NHKの大河ドラマ「晴天を衝け」で、「東商渋沢ミュージアム」が紹介されていました。
近くなので、寄ってみたいです。
また、ドラマは今、江戸末期から明治初期まできていまして、江戸城や皇居も気になるところです。
そして、ドラマで郵便の始まりも描かれていて、面白かったのですよね。
郵便局も気になります。
なんとなく「晴天を衝け」から想起した散歩コースが決まりました。

今日は、
皇居東御苑 ➡ 東京商工会議所(「晴天を衝け」展、渋沢ミュージアム) ➡ KITTE(屋上、インターメディアテク、旧東京中央郵便局長室)



東京駅丸の内中央口から、御幸通りを歩き、皇居へ向かいます。

山あり?滝あり 東御苑は広かった〜 


大手門


大手門 内側

 東御苑へは、「北桔橋門(きたはねばしもん)」「平川門」「大手門」から入ることができます。
スズメは、東京駅から一番近い、大手門から入りました。
警備(皇宮警察?)の念入りな手荷物検査を受け、入場者数のカウンターの前を通ったら、自由に散策することができます。

カリン
カリン

 入ってすぐ、黄色の実がたくさん落ちている、木をみつけました。
何の木かしら?と思ったら、「カリン」と名札が。
一見して、すぐ、植物の種類が多いなと感じました。
そして、そのほとんどに、名札がついていることに驚きました。

タイワンホトトギス
タイワンホトトギス

そう、植物図鑑アプリがなくても、大丈夫。
まるで、歩ける立体植物図鑑のようで、植物好きな方は、テンション上がること間違いなしです。

ツワブキ
ツワブキ

ツワブキの群生が、あちこちに見られました。

キンメイモウソウ
キンメイモウソウ

竹林のコーナーには、13種の竹があり、見比べることができました。
興味深かったです。

ススキ
ススキ

ススキが美しいと感動したのは、初めてです。

菊花壇
菊花壇

諏訪の茶屋
諏訪の茶屋
園遊会用に仕立てた菊も見ることができました。

 東御苑、山みたいに、上るのが大変な場所が2ヶ所ありました。
ひとつは、ここ ☟
天守台
天守台
登りきると、東御苑とビル群が見渡せました。

大芝生


本丸、大奥跡の広い芝生には、のんびりしたり、お弁当を食べている方たちが見えました。
こちらは、飲食禁止ではなく、あちこちに置かれたベンチで召し上がっている方もいらっしゃいました。
次に行った時には、私も、ここでお弁当を食べたいです。
ちなみに、東御苑内は、飲み物の自動販売機はありますが、食べ物を売る店や、レストランはありませんでした。

 そして、上るのがきつかった、もうひとつの場所は、ここ ☟

階段

この階段の先には、池をぐるっと回るように道があります。
小川をまたぐ飛石があったりで、すこし、探検気分を味わえました。
一番高いところからは、池が見渡せて、ステキでした。

滝

下りてきたら、滝が見えました。
この水が、池に流れ込んでいるのですね。

池

菖蒲や、コウホネなどの水生植物もありました。
ほんと、植物園のようですね。

雑木林


小川

私が一番、心を惹かれたのは、雑木林と、池へと続く、いく筋ものせせらぎでした。

富士見櫓
富士見櫓
 初めて、中に入ってみて、東御苑は、本当にステキなところだと感じました。
季節ごとに、たびたび、訪ねていこうと思います。
行ってみようかな、と思われた皆さま。
開苑曜日、時間を ☟ チェックしてから、お出かけくださいませ。


まさか、東京商工会議所のビルに入れるとは!渋沢栄一さんのおかげです

 さて、次は、東京商工会議所のビルを目指します。
大手門を出て、日比谷通りを、丸の内仲通り方向へテクテク。

東京商工会議所
東京商工会議所

大きいビルですね。
おそるおそる中に入ってみますと、正面入り口ホールで「晴天を衝け」展をやっていました。(2021年11月30日まで)

パネル


机

渋沢栄一役の吉沢亮が着用した衣装や、出演者紹介・年譜等のパネル、台本などの展示がありました。

看板

エレベーターで6階に上がると、ミュージアムがありました。
直筆の書や銅像、記録映像を見ることができました。
吉沢さんと、高良さんの直筆サインの展示、渋沢グッズの販売もありました。

 史実とドラマは、少し違うところがあるみたいですね。
渋沢栄一の言葉、「逆境に処しては、断じて行え。決して惑うてはならない」を知り、お人柄の一面を感じることができました。
ミュージアムの見学をして、ドラマがますます楽しみになりました。
 さぁ、次は、KITTEのビルへ向かいます。
このビルは、東京駅丸の内南口のすぐ隣にあります。
私、このビル、好きなのですよね~。

KITTEの屋上から東京駅をながめる

東京駅

東京駅前広場

 高さとしては、ビルの7階くらいです。
それほど高くなくても、眺めは、とてもいいです。
小さなハトバス、細長い新幹線が見えます。
広場は、ジオラマのようです。

超おすすめ!無料でいいの? 博物館 インターメディアテク

インターメディアテク入り口

 入り口は、2階にあります。
こちらの博物館は、日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館の協働により運営されているそうです。

アカデミア

と、すると、この部屋にあるものは、昔々の東京大学の講義室?
東大出身の歴人が、この机と椅子で学んでいたのかしら?なんて、想像がふくらみます。
本当のところは、わからないのですがね。

 骨格・はく製標本、植物・鉱物などの常設展示、それと企画展示で医学系や仏像の展示もありました。
また、入口付近では、アートパフォーマンスをやっていました。
白い床に、黒い砂が、ほうきのようなもので操られて、ゆっくりと変化していきました。
ひとときとして動きが止まらない砂の模様が幻想的でした。

 博物館の資料が多く、楽しめるうえに、展示の仕方が、また魅力的です。
時代を感じさせる重厚な調度品と資料が、良い雰囲気を醸し出していて、その空間を歩くだけでも、楽しめます。
博物館の中の様子がわかるWebページを載せておきます。
ご興味がありましたら、ご覧になってみてください。☟



今日の散歩の最後は、東京中央郵便局長室


 最後は、4階で下りて、局長の執務室へお邪魔しました。
レトロで良い雰囲気です。

局長室

テーブルと椅子がいくつか置いてあり、ここで、手紙を書いてもいいみたいです。
今度行った時には、自分あてに手紙を書こうと思います。
そのときは、ちょっとこだわって、風景印もゲットしたいなぁと思います。

風景印という消印があること、ご存じですか?
この近くでは、KITTE1階の東京中央郵便局の窓口か、東京駅構内、丸の内中央口にある☟このポストに投函すれば、押してもらえます。

風景印をもらうなら左側の差入れ口へ

 KITTEのなかで、ひとしきり見て歩いて、外へ出てきたら、もう夕方。
薄暗くなってきていました。
ライトが付き始めて、街の雰囲気が変わり始めました。
「千と千尋の神隠し」で、湯屋と温泉街に明かりが灯るあの感じ。
夜の入り口って、なんとも言えない不思議な時間ですね。

ビル

御幸通り

今日はここまで。
そろそろ、帰るとします。
今回も、長々とおつきあいくださり、ありがとうございました。
もし、東京駅で、ぽっかりと時間があいてしまったら、ぜひ、どこかへお散歩されてみてください。

2021.11.15

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