通院 2021.9.28 ー持病は乳癌⑥ー

 

診察室のイラスト
 前回の通院から3ヶ月後、入院・手術してからは9ヶ月後の通院日でした。

〇問診
〇お会計 病院¥1,070 処方箋薬局¥5,550(アナストロゾール80日分、ヘパリン類似物質油性クリーム25g×4本)

前回の検査で指摘されたリンパの腫れ

 前回、術後6ヶ月の検査の結果を聞いたとき、主治医の「リンパが腫れていて」の言葉にえらく動揺して、何も聞けずに帰ってきてしまいました。
家に帰ってきてから、どこがどのくらい? 心配なものなのか、そうでないのか? 主治医は追加の検査をしたかったのではないか?
いろいろ頭に浮かんできて、失敗したなと反省しました。

なので、今回の診察では、頭に浮かんだままのモヤモヤを解消しようと、いろいろと伺ってみました。
主治医は一応「心配はないと思うんだけど」と前置きした上で、

・患側のリンパ節1カ所、6ミリの腫れ
・深さは皮膚から1センチくらいのところにある
・12月の検査で、大きくなっていたら、針生検をやる
・リンパの腫れが癌だと仮定して、ホルモン剤で小さくなる場合もある
・逆に大きくなっていたら、ホルモン剤が効いていない可能性がある

このような話がありました。
ただ、リンパ節は、さまざまな理由で腫れることがあるらしいので、ひたすら、そのさまざまに願いを込めたいと思いました。(祈)
でも、針生検までいったら、癌な気がします。もし、局所再発となれば、手術になるらしい…
その時は、取ってもらえるなら、根治の望みが少しは残るってことで、前向きに臨みたいと思います。

まぁ今から、あれこれ考えても、答えは出ませんから、12月の検査の日まで一旦、この件は忘れます。ポイッ。

 その他、主治医に話したこととして、ホルモン剤を毎日欠かさず服用していること、薬と関係があるかわからないけれど、手指がこわばることや、足の爪が波々になっていることを伝えました。
主治医は、副作用だねと。
私は、生活に支障が出るほどではないと伝えました。
その後、次回の診察日はいつにしようか、また、ワクチン接種は終わったか、を主治医から聞かれました。

胸の傷痕の形

 診察もいよいよ終わりそうだったので、聞くなら今しかないと思い、傷痕の形が一直線だったり、カーブしていたり、長さもいろいろなのは、何に影響するのか? 個人的な興味があって知りたいと、恐る恐る切り出してみました。

ちなみにスズメの傷痕 ☟ 実写でお届けできず、下手な絵で伝わりますかどうか。
体のイラスト

クールな先生なので、内心「そんなこと聞いてどうするの?」と冷たく返されるんじゃないかとドキドキ。ところが予想に反して、詳しく話をしてくださいました。
難しくて、私の頭じゃ理解が追い付かず、もったいないことをしました。
自分の仮説では、腫瘍の位置で、真横・斜め・カーブに分かれるでしたが、位置だけではなく、むしろその要素は少なく、もっと複雑で奥が深い話でした。

癌の広がりとか深さ、皮膚のどこをどれくらい切って取るか、また、患者さんの胸の大きさ・形によって、最後の縫い合わせで決まってくるというようなお話でした。(私の理解が正しければ)
皮膚を大きく取り過ぎて縫い合わせられないときは、体のどこかの皮膚を持ってきて、つなぎ合わせることもあり、また、大きな胸の場合、取る皮膚が少なすぎて余ってしまうこともあるそうです。
話を伺いながら、胸の形も、癌も、リンパ節も千差万別だろうから、無事に傷がふさがるってことは、大変なことなんだと感じました。

おまけの話

 8月に1年振りに健康診断を受けました。
乳癌の手術を受けてからは、初めての健診になります。
健診は、癌でかかっている病院とは別の医療機関になるので、行くのが気が重かったんですよね。
心電図とか、胸を見せないわけにはいきませんし…
担当の方をびっくりさせないように、手術して胸がないことをお伝えしたら、「乳癌の手術した方、たくさんお見えになりますよ。気にしないで大丈夫ですから」と明るくおっしゃってくれました。すーっと肩の力が抜けて、気が楽になりました。
おまけに傷痕がきれいだと言ってくださって、不思議と気持ちが晴れました。
主治医には、この話も伝えて、きれいに仕上げてくださったお礼を申し上げました。

健康診断のハードルは、こうして乗り越えられましたが、片乳がないことで躊躇してしまう場面が、これからもいろいろと出てくると思います。
ひとつひとつ慣れていかなくちゃですね。

 次回の通院は、12月3日。
術後1年目の検査で、エコーとCTの予約が入っています。
それでは、また。
今日も、読んでくださりありがとうございました。

2021.9.29


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